Quick-Neuron™ GABAergic - mRNA Kit
Short Description | This kit differentiates human pluripotent stem cells into GABAergic neurons in 10 days using synthetic mRNA. |
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Product Components | Small: QNG-mRNA, Component N, Component P, Component G1, Component G2, and Coating Material A, Large: QNG-mRNA, Component N, Component P, Component G1, and Component G2 |
Storage Conditions | mRNA should be stored at -80°C. All other components can be stored at -20°C or -80°C. |
Product Use | This product is for research use only. It is not approved for use in humans or for therapeutic or diagnostic use. |
Differentiation Method | Transcription factors delivered by synthetic mRNA |
Cell Type | GABAergic Neurons |
Shipping Conditions | Dry ice |
Shelf Life | 1 year |
分化誘導にはどのような転写因子が使われていますか?
当社独自に発見配合したRNAであるため、知的財産権の保護対象となります。申し訳ございませんが開示することはできません。
分化キットの試薬が必要量より少ないのはなぜですか?
少量で提供されている試薬は、使用前に必ず短時間で遠心処理してください。また、最近ピペッターの校正を行ったが、チューブを回転させても容量が少なくなっている場合は、弊社カスタマーサービス(jp.elixirgensci.com)までにご連絡ください。
1日目に細胞がウェルの中央に凝集して接着していた場合はどうしたらいいですか?
mRNAを用いた分化誘導においては、このような場合、分化効率が非常に低いことが予想されるため、分化誘導を始めることはお勧めできません。Mesendoderm RNAを含むmRNAベースの分化誘導を成功させるには、hiPS細胞がウェル内に均一に分布している必要があります。プレートを振りすぎて、細胞が浮いている間にウェルの中央に溜まってしまった可能性があります。次回からは、プレートをより優しく扱うか、CO₂インキュベーター内に入れる前に、振動のない平らなベンチトップに15分間放置してください。
1日目の培養で、ウェルの中心部にのみ細胞が接着し、周辺部には接着していない場合、どうすればよいですか?
ウェルの中心部に細胞が凝集(=播種時の手技の問題)していなければ、コーティングの問題なので、以下の指示をご検討ください。なお、Nunc社製の4ウェルプレートでは、当社のコーティング条件を適用すると、ウェルの周辺部に細胞が定着しないことがあることが確認されています。次回は、24ウェルプレートを使用して、以下のことをお試しください。1)コーティングマテリアルAを塗布したプレートを37℃で2時間インキュベートする代わりに、4℃で一晩インキュベートする、2)コーティングマテリアルAの塗布終了後、上澄み液を完全に吸引しないか、ウェル底面を覆う程度に上澄み液を残す、3)プレートを取り扱う際にウェル底面を指で触らない、などをお試しください。
指示通りに細胞を播種しましたが、1日目の培養結果がユーザーガイドに掲載されているものよりも細胞密度が少ないのはなぜですか?
hiPS細胞を回収する際にダメージを受けた可能性があります。ユーザーガイドの指示に従って、Solution D1を使用した後、数回のピペッティング操作を行うだけで、hiPS細胞が剥離されるのが理想的です。ピペッティングを15回行っても培養されているすべての細胞が剥離しない場合、さらにピペッティングをしようとはせず、剥離した細胞だけを回収してください。代わりに培養液をPBSでリンスし、再度Solution D1処理を行い、インキュベーション時間を長くしてください(最大20分まで)。次回は、hiPS細胞の維持のためにディッシュ/ウェルをコーティングするために使用される基質の濃度を50-70%に下げてください。
培養1日目にコロニーが丸くなっているように見えるのはなぜですか?
Coating Material Aを室温で希釈したか、室温のPBSで希釈した可能性があります。使用前に、「Coating MateriaA」と「PBS」の両方を氷上で冷やしてから希釈してください。
GeltrexやMatrigelをhPSC培養のコーティング基材として使用できますか?
当社のキットはこれらの基質に最適化されていません。ただし、ご使用のhiPS細胞の分化プロトコルがすでにそれらの基質に最適化されている場合は、当社の保証外使用になりますが当社のキットと併用していただくことは可能です。
キットに必要以上のhPS細胞を集めることができました。培養維持用に、残った細胞を再培養したり、凍結保存したりすることはできますか?
いいえ。ユーザーガイドに記載されている指示に従っている場合、hPS細胞は分化用培地を用いて集められるので、残ったhPSCを維持培養に使用することはできません。
hiPS細胞を回収した後、凝集塊がたくさんできるのはなぜですか?
hiPS細胞を回収した後、細胞をチューブ内に5分以上放置させないでください。それ以上放置すると細胞の塊ができる原因になります。細胞塊の形成はセンダイウイルスの感染の妨げになることがあります。感染にはシングルセルが最適です。
Solution D1処理だけでは細胞が剥離できず、スクレイピングが必要なのですが、なぜですか?
ディッシュ/ウェルのコーティングに使用した基質の濃度が高すぎると、Solution D1の処理で細胞を剥離するために10分以上(最大20分まで)のインキュベーションが必要になります。次回からは、コーティング基質の濃度を50〜70%に下げてください。
分化キットでは、なぜhiPS細胞をStemFitやStemFlexの条件で維持する必要があるのですか?
hiPS細胞は、分化の前にシングルセルでの継代に適応する必要があります。当社のプロトコルはStemFit/StemFlexでのみテストされていますので、他のiPS細胞用培地での結果を保証することができません。
キットを使用する前に、どのくらいの期間、hiPS細胞を維持する必要がありますか?
分化を開始する前の細胞は、典型的な形態(細胞質領域が小さく、細胞が密に詰まった丸いコロニー)を示し、自発的に分化する細胞が少なく、正常な増殖率(例:1日2倍になる)で安定して培養されている必要があります。そのため、分化させる前に凍結ストックから融解後少なくとも14日間培養し、培養中は80%以上のコンフルエントに達しないように適宜継代を行ってください。
エリクサジェン・サイエンティフィック製品の使用にはライセンス契約が必要ですか?
いいえ。当社の分化キットやiPS細胞由来分化細胞を使用するのに、追加ライセンスやMTA(Material Transfer Agreement)は必要ありません。ただし、これらの製品は研究用に限ります。 一方、mRNAのCDMOサービスについては、個別の案件で異なりますので、問い合わせください。
分化誘導にはどのような転写因子が使われていますか?
当社独自に発見配合した転写因子であるため、知的財産権の保護対象となります。申し訳ございませんが開示することはできません。