Trilineage Differentiation Assay Kit

iPS細胞または ES細胞の多能性を迅速に評価できる三胚葉分化キットです。

わずか1 週間で三胚葉の各成熟マーカーを確認することができ、多分化能の高い良好な株を早期に識別することが可能です。

キャラクタライゼーション

ワークフロー

分化開始後1,2,3および6日目に撮影されたQuick-Trilineage™ Differentiation - SeV kitにおける代表的な細胞培養画像 (scale bars = 100 μm)。

Quick-Trilineage™ SeV kitで分化後 6 日目 (1.6 x 105 細胞をプレーティング) の細胞で、内胚葉マーカーとしてAFP、ALB、外胚葉マーカーとしてNCAM1、ND1、および中胚葉マーカーとしてMYL1
遺伝子の発現をリアルタイム PCRで解析しました。
ホスホグリセリン酸キナーゼ1(PGK1)発現量で正規化し、未分化のヒトiPS細胞での各遺伝子の発現レベルと比較した相対的な遺伝子発現を示しています。
エラーバーは標準偏差を示します。

(A) Quick-Trilineage™ Differentiation - SeV kitで誘導開始後6日目の細胞と、未分化なヒトiPS細胞の遺伝子発現プロファイルを比較したスキャッタープロット。横軸は未分化なヒト iPS細胞 (CW50065: CIRM hPSC Repository for Medical Research から取得) における遺伝子の発現レベルを示し、縦軸は Quick-Trilineage™ Differentiation - SeV kitで誘導開始後6日目 における遺伝子の発現レベルを示しています。遺伝子発現のレベルは、log10スケールの100万あたりの転写産物(TPM)に基づいており、未分化のヒトiPS細胞と比較して統計的に有意性のある高発現な遺伝子は赤色のドットで、低発現な遺伝子は緑色のドットで示しています(FDR<0.05)。(B)Quick-Trilineage™ Differentiation - SeV kitで誘導開始後6日目の細胞と、未分化なヒトiPS細胞における三胚葉の代表的な遺伝子のTPM値(log10)。

アッセイキット

本分化キットを用いて三胚葉に分化させる際に、1細胞株ごとに3ウェルをご用意していただく必要はございません。1ウェルだけでiPS細胞 または ES 細胞を 三胚葉の各細胞に迅速、簡単、効率的に分化させて細胞株の多分化能を調べることができます。
このキットではゲノムフットプリントフリーのセンダイウイルスを利用し分化させていますので、ウイルスベクターが分化に影響していることはありません。

Cat No. Product Name Disease StatusDescription
TL-SeV Quick-Trilineage™ Differentiation - SeV Kit This kit differentiates human pluripotent stem cells into cells of three germ layers in 6 days using Sendai virus.

Frequently Asked Questions

Do I need a license to use Elixirgen’s iPSC-derived cells and/or differentiation reagent kits?

No. The use of differentiated cells or kits provided by Elixirgen Scientific does not require any additional license from other parties for any type of use, except for use in humans or for therapeutic or diagnostic use. Check out our license statement in Resource section for further detail.