iPS細胞用試薬

Quick-Tissue™分化キットと併用していただくことで最良の結果が得られるように選択された幹細胞用培養液、細胞培養用基質、その他の試薬

iPS細胞用培地、細胞培養用基質、その他

当社分化キットで最良な結果を得るために、適切な試薬をご使用ください。味の素株式会社のiPS細胞培地「StemFit® Basic」シリーズは、コストパフォーマンスに優れ、未分化な幹細胞の増殖・維持をサポートします。また、株式会社ニッピの幹細胞培養基材「iMatrix-511」「iMatrix-511 silk」は、強力な接着力を持ち、幹細胞の長期的な自己再生をサポートします。

なお、パイロット研究のためにフルサイズの試薬購入を控えたい場合、当社の分化キットに合わせた独自サイズのコーティング剤および剥離剤も販売しています。

当社製品の特長

  • 当社キット用に最適化
  • 未分化iPS細胞の安定培養をサポート
  • Xeno(動物由来成分)フリーおよびフィーダーフリーのiPS細胞用培地
Cat No. Product Name Disease StatusDescription
NCS Neuron Coating Solutions (Small) Solutions for enhancing neuronal cell attachment and adhesion during stem cell differentiation
CDR Cell Dissociation Reagent Reagent for gentle dissociation of undifferentiated and differentiating stem cells.

よくあるご質問

キットを使用する前に、どのくらいの期間ヒト多能性幹細胞を維持する必要がありますか?

分化を開始する前の細胞は、典型的な形態(細胞質領域が小さく、細胞が密に詰まった丸いコロニー)を示し、自発的に分化する細胞が少なく、正常な増殖率(例:1日で2倍になる)で安定して培養されている必要があります。そのため、分化させる前に凍結ストックを融解後少なくとも14日間培養し、培養中は80%以上のコンフルエントに達しないように適宜継代を行ってください。

分化キットでは、なぜヒト多能性幹細胞(hPSC)をStemFitやStemFlexの条件で維持する必要があるのですか?

hPSCは、分化の前にシングルセルでの継代に適応させる必要があります。当社のプロトコルはStemFit/StemFlexでのみテストされていますので、他のiPS細胞用培地での結果を保証しておりません。

GeltrexやMatrigelをヒト多能性幹細胞(hPSC)培養のコーティング基材として使用できますか?

当社のキットはこれらの基質に最適化されていません。ただし、ご使用のhPSC分化プロトコルがすでにそれらの基質に最適化されている場合は、当社の保証外使用となりますが、当社のキットと併用していただくことは可能です。