届いてすぐに使える! 神経細胞培養済みのMEAプレートが登場

インタビュー記事掲載(日本の研究.com)のお知らせ。

科学情報検索サイト「日本の研究.com」に、株式会社リコー の腰塚慎之介様と弊社エリクサジェン・サイエンティフィック日本支店代表 饗庭一博のインタビュー記事が掲載されました。神経の薬剤応答を測定するための「ヒト神経薬効・毒性評価プレート」を株式会社リコーと共同開発した事例をご紹介しております。
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創薬分野でスクリーニング、毒性検査、薬効・安全評価等に多く使われるヒトiPS/ES細胞は、多様に使えるまでに細胞を分化させ、育てることに常に膨大な手間と時間がかかり、失敗のリスクがつきまとう。その悩みを解決する技術を持ち、サービスを提供するのがエリクサジェン・サイエンティフィック社だ。同社は、ヒトiPS/ES細胞を様々な種類のヒト細胞へ高速かつ再現性高く分化させる独自の細胞分化誘導技術「Quick-Tissue™技術」により、通常1~2カ月を要する分化誘導を最短約7日で実現、さらに均一で再現性良く大規模な分化を可能にし、これまでに、以下の4つのサービスを提供している。

高速分化誘導試薬キット
凍結分化細胞キット(自社のiPS細胞)
分化細胞生産サービス(顧客のiPS細胞)
分化誘導法開発サービス

さらに2020年12月に、株式会社リコーと共同開発した神経の薬剤応答を測定するための「ヒト神経薬効・毒性評価プレート」を提供する計画を発表しており、今年5月より「Quick-Neuron™ Plate」として販売予定である。これはMEA(Multi-Electrode Array:多点電極アレイ)プレートに、エリクサジェン・サイエンティフィックの分化誘導技術により作製したiPS細胞由来のヒト神経細胞を播種したものだ。通常、神経細胞は基材との接着性が低く、多点電極上に培養するのは難しいとされている。そこでリコーがバイオ3Dプリンターで培った細胞接着コーティング技術を用いることで電極への接着性を向上させ、安定したiPS由来神経細胞の機能計測が可能となった。この「Quick-Neuron™ Plate」は、目的の神経細胞がすでに播種され、培養されたMEAプレートで、届けられた研究者は、すぐに使うことができるReady-to-useのプレートだ。

今回は株式会社リコーの腰塚慎之介氏(株式会社リコー RFS バイオメディカル事業センター バイオメディカル開発・製造室生産技術・量産グループ 研究員)とエリクサジェン・サイエンティフィック社の饗庭一博氏(日本支店代表)に「Quick-Neuron™ Plate」の特長と開発の経緯についてお話を伺った

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