神経前駆細胞

ヒトiPS細胞は、既存のモデルに対し多くの利点がありますが、目的の細胞タイプに分化させるまでに長い時間と労力がかかるという欠点がありました。このような研究上のボトルネックを解消するために、エリクサジェン・サイエンティフィック社は独自の技術を用いて、研究を効率化するための様々な製品やサービスを提供しています。当社独自技術により、純度を犠牲にすることなく、ヒトiPS細胞から神経前駆細胞を高速、かつ再現性よく分化させることができます。

iPS細胞由来神経前駆細胞

エリクサジェン・サイエンティフィック社のQuick-Neuron™ Precursor - Human iPSC-derived Neural Precursor Cellsは、カルフォルニア再生医療機構(CIRM, California Institute for Regenerative Medicine )とのライセンス契約に基づき、ヒトiPS細胞を用いて生産されています。

当社が提供する神経前駆細胞はすべて、当社独自の転写因子ベースの技術を用いて分化させており、「フットプリントフリー」で機能的かつ高品質な細胞です。

CIRMのiPS細胞バンクには1,500以上のiPS細胞株が登録されていますので、特定のドナー細胞株由来の神経前駆細胞をご希望の場合は、別途お問い合わせください。

当社製品の特長

  • 高純度な細胞集団
  • ゲノムへの影響を回避(フットプリントフリー)
  • 複数のドナーおよび疾患から選択可能

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Characterization

凍結バイアルから融解後1~7日目のQuick-Neuron™ Precursor - Human iPSC-derived NPCsの代表的な位相差画像(スケールバー=100μm)。7日目に細胞の継代が可能になります。

Quick-Neuron™ Precursor - Human iPSC-derived NPCsの免疫蛍光染色によって、融解後13日目にnestinとvimentinの発現が確認できます(スケールバー=100μm)。

染色条件: Anti-Nestin Antibody, clone 10C2 (Millipore Sigma, Catalog Number: MAB5326, 1:500 希釈)、二次抗体(Invitrogen, Catalog Number: A11032 Goat anti-Mouse IgG (H+L) Highly Cross-Adsorbed Secondary Antibody, Alexa Fluor 594, 1:500 希釈)を使用

 Recombinant Anti-Vimentin antibody [EPR3776] - Cytoskeleton Marker(abcam, Catalog Number: ab92547, 1:500 希釈)、二次抗体(Invitrogen, Catalog Number: A32731 Goat anti-Rabbit IgG (H+L) Highly Cross-Adsorbed Secondary Antibody, Alexa Fluor Plus 488, 1:500 希釈)を使用。

核はHoechst 33342で対比染色しています。

FAQ

エリクサジェン・サイエンティフィック社のiPS細胞由来神経前駆細胞を含めた製品を使用するには、ライセンスが必要ですか?

いいえ、エリクサジェン・サイエンティフィック社が提供する分化細胞や分化誘導キットの使用において、追加ライセンスは不要です。但し、研究用途に限定されます。

Quick-Neuron™ Precursor - Human iPSC-derived Neural Precursor Cellsには、どのようなサイズがありますか?

Smallサイズ(100万個以上の生細胞を保証)とLargeサイズ(Smllサイズの5倍の生細胞を保証)をご用意しております。更に多くの数量をご希望の場合は、価格については別途お問い合わせください。